国税庁が7月1日に発表した平成28年分の路線価は、全国平均では0.2%のプラスと、リーマン・ショック前の平成20年以来、8年ぶりの上昇となりました。
一方、宮城県の路線価は、平均2.5%上昇し、4年連続の上昇となっています。宮城県は、昨年まで上昇率が3年連続でトップでしたが、今年は、東京に逆転され、2位となりました。
それでも、宮城県の最高路線価は仙台市青葉区中央1丁目、さくら野百貨店仙台店前「青葉通」で、12.5%の上昇の198万円。仙台市太白区あすと長町1丁目「あすと長町大通」は、マンションや商業施設の建設が相次ぎ、22.6%と大幅な上昇、その他の仙台市内でも10%前後の上昇となっているところも多くなっています。又、仙台市以外でも5%前後の上昇となっているところもあります。宮城県内各地の路線価と上昇率は、右の通りです。各地域における最も高い路線価と上昇率を表記しています。(上昇率のカッコ書きは、その地域で上昇率が高い地点の数値)
路線価の上昇により、相続税や贈与税計算の際の土地の評価額が上昇します。加えて、昨年1月から相続税の基礎控除の大幅な引き下げ等の改正が行われており、相続税の負担が一層増加することになります。しかし、相続税は早めに相続税対策をとることによって、大幅に税額を減らすことができます。この機会に、ご自身の土地の評価がどの位なのか確認しておきましょう。全国の路線価は、国税庁のホームページから検索できます。
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